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2026/09/06 15:35



捨てられるはずだった木に、もう一度、役目を。

Moribitoのものづくりが始まる場所。


木工の仕事をしていると、ときどき思うことがあります。

「この木、まだ十分使えるのになあ」と。


山から木を出しても、そのすべてが立派な柱や、大きな板になるわけではありません。

木の太さや形、節の入り方などによっては、大きな建築材として使いにくい木もあります。

森林を手入れする途中では、小さな材や、これまで十分に使われてこなかった木も出てきます。


以前なら、そのまま役目を終えていたかもしれない木。

でも私たちは、そんな木を見ると、つい考えてしまいます。

「これなら、何が作れるだろう。」

そこから、Moribitoのものづくりが始まります。


大きな家具にはならなくても、筆箱なら作れるかもしれない。

細い木なら、ものさしにできるかもしれない。

小さな材でも、名札や小物なら十分に使うことができます。


少し厚みのあるヒノキなら、まな板に。

形のいい木があれば、スマートフォンスタンドや看板に。

木に合わせて、人のほうが知恵を絞る。

そんなふうにして、対馬の木に「次の役目」をつくっています。


作業場には、いつも木の香りがあります。

特にヒノキを加工した日は、仕事をしている私たちでも、思わず深く息を吸いたくなるような香りが広がります。


一枚一枚、木目を見ながら作業していると、

「これはきれいな木目だな」

「こっちは節の入り方がおもしろいな」

と、つい手が止まることもあります。


同じ山で育った木でも、同じ模様の木はひとつもありません。

その木を削り、角を整え、磨き、ひとつの道具に仕上げていく。

そうして初めて、山にあった木が「誰かのもの」になります。


Moribitoでは、お名前や会社のロゴなどを入れられる商品もつくっています。

卒業や就職のお祝い。

会社の記念品。

お店の看板。

大切な人への贈りもの。

自分の名前や、大切な言葉が入った木の道具は、不思議と長く使いたくなるものです。


できれば私たちは、たくさん作って、たくさん捨てられるものを作りたいわけではありません。

ひとつの木のものを、できるだけ長く使ってほしい。

そして、その木がどこから来たのかを、ときどき思い出してもらえたら嬉しい。

そんな気持ちで、一つひとつの商品をつくっています。


対馬の森では、今日も木が育っています。

その森を次の世代へ残していくためには、山を手入れする人がいて、木を伐る人がいて、それを運ぶ人がいて、木を加工する人がいます。

そして最後には、

「その木を使ってくださる人」

が必要です。


Moribitoの商品を選んでくださる皆さんも、その森の循環の一員です。

「森を守る」と聞くと、何か特別な活動をしなければならないように感じるかもしれません。

でも、毎日使う道具をひとつ、国産の木のものに変えてみる。

大切な人への贈りものに、対馬の木を選んでみる。

そんな小さな選択も、森を次へつないでいく力になります。


もし気になる商品があったら、ぜひ一つひとつの木目を見るような気持ちで、ゆっくりショップを眺めてみてください。

海の向こうの対馬から、一つずつお届けします。

これまで十分に使われてこなかった木が、今度はあなたの暮らしの中で長く使われる。

そんな「次の役目」をつくっていただけたら、私たちも嬉しいです。


▶ 対馬の未利用材から生まれたMORIBITOの商品を見る

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